どうも! 魁堵(かいと)です!
夏(現在2019年7月31日)はとことん、
アドベンチャーノベルゲームを推していきます!
今回は私が「なんか雰囲気の良いゲームないかな?」っと思い、PSPソフトに手を伸ばしてプレイした作品、「アナタヲユルサナイ」をご紹介させていただきます。この作品、意外と面白いんですよ…!
さぁ、ADVノベルをまた、はじめようか。
PSP『アナタヲユルサナイ』とは?
©AQ INTERACTIVE 2008
2007年11月15日に発売されたPSPソフトのアドベンチャーノベル。
『かまいたちの夜』を手がけた「麻野一哉」氏に加え、『ファイナルファンタジーシリーズ』の作曲といったらこの人「植松伸夫」氏。さらに私が激推ししている絵描き「たかなししん」氏が携わっている。
たかなししん氏のサイト↓
横持ちが当たり前だったPSPを「縦」に持ってプレイするという斬新なアドベンチャーゲームである。 ゲームクリア時間は普通に詰まらなければ10時間程度という稀なゲームでもある。
『アナタヲユルサナイ』ゲームシステム
©AQ INTERACTIVE 2008
PSPを縦に持ち、謎を解いていくアドベンチャーノベルゲーム。 他の機能として、「撮影モード」、「尾行モード」などミニゲーム的要素のイベントが多々ある。
クリア後は、クリアデータをロードする事によりチャプター選択可能で各イベントの達成率が確認できる。とノベルゲームでありがちな設定がある。
『アナタヲユルサナイ』ストーリー
主人公の竹内理々子(たけうちりりこ)は、父が設立した探偵事務所に所属する女性探偵。理々子は猪突猛進な性格もあり、仕事を割り切るもできず、よく暴走してしまう傾向があった。 それが原因で探偵の師でもあり夫の「草薙」ともいざこざが絶えない日々を送っていた。
そんなある日に「理々子」はある浮気調査の依頼を受けることになる。普通の浮気調査のハズが、その調査はある事件へと発展していくのであった…。ってお話。
『アナタヲユルサナイ』の魅力とは?
「たかなししん」氏の圧倒的キャラデザイン
©AQ INTERACTIVE 2008
ノベルとしての本領を発揮しているということなのかわかりませんが、
「たかなししん」氏のイラストがとてもマッチしていて魅力的になっています。
あえて現実に居そうなキャラクターが多々見られるコトにより、私たち現実世界と結構リンクしたりするのが特徴でもあり、オネェ、キャバ嬢など良い感じに笑えますし、和みます。
一人一人の癖のあるセリフの言い回しがハマるポイントかもしれません。
※この作品でたかなししん氏のファンになり個人的に依頼したのは内緒の話。
ストーリーが秀逸。
©AQ INTERACTIVE 2008
探偵モノと言えば、殺人事件が絡むサスペンス系統が多くなりがちですが、
この作品は何故か”浮気調査”という普通の依頼。
聞き込みをし、尾行、捜査と本物の探偵のように事細かく調べていくのが、なんとも言えない心地よさ。
後半になればなるほど、事件に飲み込まれていくのが面白い。
少し複線を張っていて回収も上手いコトしてくれるのですが…
正直、あまり覚えていないのも魅力。だが、そこが良い。
「植松伸夫」氏による音楽に酔いしれる
「植松信夫」氏の作曲する音楽の生演奏が何曲か入っており、
BGMが一番秀逸じゃないかというぐらい聞き惚れます。
もう、これがFFを何年も繋いで来た実力かよ…というぐらい最高です。
何といってもFFっぽさも感じつつノベルゲームに適した音が本当に澄み切っているかのように綺麗です。(イヤホン、ヘッドフォンは必須)
最後に。
PSPを当時購入した時にRPGやアクションばかりをしていた私ですが、発売されたこの作品を観た時に即買い(いわゆるジャケ買い)した感慨深い作品です!
当時は植松伸夫氏が作曲しているなんて夢にも思わず「なんか、この曲最高に綺麗だな」っと思っていたら衝撃を受けた過去があります。笑
正直に言うと難易度は全く高くありませんが、ゲーム性がある小説を軽く読んでリアルな謎解きをしていく感覚なのでご興味のある方は是非。
(現在はPSPでしかプレイできないのが残念ですが、。何故にアーカイブスでないんだ。)
ではでは! 懐かしのゲーム紹介魁堵(かいと)でした!